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2010年8月

お引越しも済んで少し落ち着いた頃

幼馴染から「新居祝いに何か欲しいものある?」と尋ねられ

厚かましくも

「俎板か擂り鉢か卸し金」と答えたのである

そして先日それは届けられた

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京都の老舗、有次の卸し金だった

可愛いキッチンツールも好きだけど

最近は台所道具と呼ぶに相応しいものにも惹かれつつある

まさしく欲しかったものだと膝を打ち

いつものことながら幼馴染の贈り物のセンスに

ううーんと感嘆と喜びの声を漏らしてしまうのだ

しかし見れば見る程

シンプルで機能的

そして熟練の職人さんの手によって余計なものを全て削ぎ落とされ

磨き貫かれた美しさが宿っている

これを頂いてからというもの

何を見ても

卸せるのか、もしくは擂れるのかどうかを考えている私である

名入れしてもらったちりれんげに続き

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二つ目の有次

大切に大切に使わせて頂こうと道具を前に謙虚な気持ちになる

長引く残暑

毎朝申し合わせたように寄り添って咲く朝顔だけが

一抹の涼を感じさせてくれる

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そろそろ日中の夏の暑さよ

いい加減にしてくれないだろうか

雷雲と共にやってくる突然の夕立は

熱を纏ったような毎日を

消火するように一気に沈静化してくれる

そして一時的に熱が下がったご褒美みたいに

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空に綺麗な虹を架けるのだ。

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久々に夜のおデートと洒落込んだ

平城遷都祭の会場にて只今絶賛開催中の夜のイベント『光と灯りのフェア』へと赴く

特設駐車場に車を駐めて会場まではシャトルバスで約二十分

日は傾き始めたもののまだまだ蒸し暑く、頭上からミストが噴霧されている下で暫し有難く涼む

平日だったのでまずまずの人出である

人々の興奮と熱気は悠々と広がる平城宮跡の地に優しく吸い込まれていくように散り散りになる

辺りがうっすらと薄墨色に染まる頃、丸いバルーンに明かりが灯される

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月が幾つも空に浮かんでいるようでそれは『1Q84』の世界を私に思い起こさせた

旦那ちゃんと共にメッセージあんどんに願いを託す

光を身に纏った艶やかな天平行列に見とれ

夜市で韓国冷麺やトマトの冷製パスタを食べ

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光の作品集に足を止めて見入り

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団扇でふわふわと扇ぎながら大極殿まで歩き

前庭でちらちらと咲く数え切れない程の燈花会の灯りに

一瞬、じっとりとした暑さも忘れ美しさに泣きそうになりつつも息を呑む

たまに遮る人影もまた同じくらいに美しいのだった

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左右から大極殿を照らす目が眩む程の大きなライトの前に立つ

すると大極殿の正面に私達の影が映りとてつもなく誇らしい気持ちで

手を優雅に振ったりなんかした

この美しさを支えているのはサポーターさんを含め沢山の人達で

きっと皆この古の都を愛し魅せられた方達ばかりなんだろう

しっとりゆったりと大和時間で奈良の夜は更けていく。

奈良のたからもの まほろばの美ガイド (集英社be文庫) はじめまして奈良 SAVVY #サビィ# 2010年 10月号 [雑誌]

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ご挨拶

初めまして、水玉と申します。

哀しいかな人は忘却していく生き物です。

それならば毎日のほんの小さな欠片でもいい、この場に残していけたらなという気持ちで「みずたまり」を始めてみようと思います。

なんにせよ新たに何かを始めることはとても勇気がいることです。

すぐに順応してしまうとしても。

面倒くさがりなのでいつまで続くか分かりませんが、お付き合い下さればとても嬉しいです。

初めましての方もそうでない方も

改めまして

「どうぞ宜しく」

                                     2010.8.22  水玉

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