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母娘

楽しかった思い出を

一つも漏らすことなく

ずっとずっと忘れないでいられたらいいのに

なかなかブログには書けずに

ちょっとずつちょっとずつ心の奥から掬い上げてみては

幸せな記憶の中で一泳ぎし

また大切に仕舞い込むなんてことを延々と繰り返していたら早七月

「お疲れ気味のお母さんをいつもの温泉に一緒に連れてったったらどうやろ?」

との旦那ちゃんの優しい提案を受け

六月初旬

母を伴って和歌山へ

そこそこ大きな旅行鞄の中から出てきた沢山のお菓子から

母がこの旅行をどれだけ楽しみにしてくれていたかが見てとれた

「ああ、空にもう夏雲が!」

と驚きながら母が指差した先には入道雲

空を見上げる余裕がないくらい忙しかったんだなと思った

途中、道の駅に立ち寄り

土手に三人並んで座り紀ノ川を眺めながら

母が買ってきてくれた出汁巻き弁当をそれぞれ膝に広げて食べた

Pict1931

何気ない風を装いながらも

差し出される全てが私の大好物で

そんな母を横目で見ながら親とは本当に有難いものだとしみじみ思った

三時間近くの道程もおしゃべりしているとあっという間で

宿泊施設では女将さんがいつもの笑顔で迎えて下さった

「母です」

と紹介すると

「お若いですねー!」

と何度も言われた母は

お世辞だと分かってはいながらもまんざらでもなさそうなのだった

お部屋は事前に相談して一人部屋(母)と二人部屋(旦那ちゃんと私)の二部屋を予約していたけれど

二人部屋の方が窓からの眺望が良かった為

旦那ちゃんが気を利かせてくれ

急遽母と二人部屋に落ち着いた

何だか照れる母と娘水入らずである

と思いきや

旦那ちゃんが何度も乱入してきては水をさすのであった

続く。

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