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式当日①

今朝

窓を開けると

金木犀の香りが

風に乗って運ばれてきた

今年初めての秋の香り

結婚式当日

六時起床
起きてすぐしたこと
お天気を確認すること
少々雲ってはいるものの
これならば上々
朝御飯は程々に
お化粧は入念に
相反して頭はぼっさぼさ
式場でブローの予約は入れているにしても
さすがにこれはいかがなものか
手櫛で何度も撫で付ける

ワンピースに着替えて
ボレロを羽織り
胸元には妹がプレゼントしてくれた
天使の羽根のチャームの付いたネックレスを
ホテルのチェックアウトを済ませ
こつこつとヒールを鳴らして
人気の無い地下鉄のコンコースを歩く
国際会館駅から一駅
松ヶ崎駅で下車し徒歩すぐ
北山ル・アンジェ教会に到着

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ブローを終え
お手洗いで
大ぶりのイヤリングを着け
レースの手袋を填めて気を静める
続々と招待客の皆様が
入れ替わり立ち代りする控え室
緊張した面持ちの新郎が出迎えてくれる
受付を終え
妹のお友達や職場関連の方々に
一言二言ご挨拶
をしている間に教会へ移動して下さいとのこと
の前に親族紹介
これから妹の家族になる人達
そう思ったら深々と頭を下げずにはいられなかった
祖母を支えながら
エレベーターで教会へ
杖を預かり
一番前の見やすい席へ座るよう促す
旦那ちゃんと私は祖母の後ろに
神父様と新郎が先に入場し
目映い光と共に
父と妹がバージンロードを
一緒にゆっくりと入場してくる
レースたっぷりのエンパイアドレス
最早、目頭が熱くなる
だってこんなに綺麗な妹を
未だかつて見たこと無い
よく見ると父も妹も涙ぐんでいて
まだ始まったばかりなのにこれでは
先が思いやられる

父が恭しく妹の手を新郎の手に渡す

健やかなる時も病める時も
喜びの時も悲しみの時も
富める時も貧しい時も
初々しい指輪交換
ユニティーキャンドルに火が灯り
両家が一つになる
そして
誓いの言葉を封印するように交わすキス
新郎の腕に手を添えて退場していく後ろ姿は
涙で殆ど見えなかった。

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