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桜の雨

四月一日

エイプリルフール

朝からしょうもない嘘をつく

しかし旦那ちゃんの方が一枚上手で

逆に驚かされ立場覆る

お洗濯を繰り返して
色褪せてくたくたになった
上下不揃いのパジャマ
お風呂掃除をしていて
濡れてしまった靴下を脱いで
片足だけ履き替えた
ちぐはぐな靴下
それを「かっこええやん」と笑ってくれる彼
気楽で肩肘張らない今の関係がひどく心地良い

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遅めの朝昼兼用のご飯を食べて
お花見にいこうかと誘ったのはどっちだったろう

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氷室神社の枝垂れ桜はちょうど見頃で
狛犬の隣に立つと
生温い風が散らす花弁が舞って
薄ピンク色の雨が降っているみたいだった

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お正月のリベンジとばかりに御神籤を引くと大吉で
「水玉ちゃんって特別良いか悪いかのどっちかやな」
と彼に言われて
そういえばここ数年そうかもしれないなと気付く
かく言う彼は小吉で
無難なところで概ね満足しているらしい

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田村青芳園茶舗で焙じたての茶葉を買い

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古本屋さんをはしごしたりして
ぶらぶらと散策を楽しむ

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ならまちには異次元に通ずるかのような
ひと気の無い細い路地が沢山ある
にゃらまちと呼ばれる程に
お猫が我が物顔で闊歩しているのだ

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夜が早く
しゃかりきになる程に商売っ気も無い(ように見える。一応褒めている)お店は
すぐにシャッターを下ろす
そんな中
彼が深夜まで営業しているらしいおでん屋さん竹の館へと案内してくれる
お酒を飲まないせいもあって
居酒屋っぽいお店に数える程しか行ったことがないので
もの珍しくてきょろきょろしてしまう

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注文したおでんはマッハで運ばれてきて
雰囲気だけでもと
ノンアルコールビールをぐびり

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お酒を飲みながらだらだらご飯に憧れている私は
もうそれだけでうっとりしてしまう
〆に昆布蕎麦とおにぎり

胡麻をまぶしたおにぎりに添えられた
粗くほぐした塩鮭がまた美味しくて
合間にぐびぐびり
お花見した帰りに
あつあつしみしみのおでんを食べる
夜はたっぷりと永くて
周囲からは楽しげなお喋りや笑い声が聞こえてくる
大人って拘束されることが多くあって不自由で
だからこそ誰かと自由を貪ることは
こんなにも甘美なのだと知る。

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