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欠片

尾道の持光寺の釜で焼き上げ

ご本尊の御前でお精魂を入れられた握り仏が送られてくる

旅の記憶が少しづつ薄れ始めた頃に届く

思い出の欠片

Imgp2033 

現像した写真をお手紙に同封し

津和野の切手を貼って

祖母と叔父へと送る

「手紙読んで泣きよったよ」

そう祖母は洩らす

感謝の気持ちを伝えるには拙過ぎる言葉は

どうやら写真がうまく補ってくれたようだ

Imgp1812_2

島根に久しぶりに帰ったことで

電話をする機会が増え

「もしおばあちゃん(水玉ちゃん)が近くに住んでいたら…」

そんな会話もよくする

何の慰みにもならない殆ど願望でしかない「もしも」は

寂しさの淵から

一時私達を救い出してくれる

故郷は遠きにありて思うもの―

遠くに嫁ぐ(嫁がせる)ということは

確固たる意思を持ち

貫き通すくらいの覚悟を持つこと

家族への連綿たる想いと希望を繋いでいくことである。

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